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interview
テクノロジーを活用した新しい学びの場としての授業、ワークショップをつくる
森 秀樹
初等教育学科
准教授
掲載日:2025.4.1
2026年度大学案内より
初等教育学科
准教授
掲載日:2025.4.1
2026年度大学案内より

【クリエイティブラーニングデザイン(創造的な学びのデザイン)】
創造的な活動(つくること)を通じて、能動的、協同的に学ぶための場づくりについて研究と活動を進めています。つくることは、自分のアイデアを試行錯誤しながら、形にしていくプロセスです。つくることには、正解も不正解もありません。うまくいかないときは、自分なりにどう変えていくか、修正していくかが重要になります。そのなかで、自分が持っている知識と一緒に活動する仲間の知識を活用しながら、自分なりにうまくいくための方法を見つけていくことが、新たな知識の学びとなります。そして、どんなものづくりでも良いというわけではなく、何より大事なのことは、子ども自身が興味を持てるものづくりをすることです。これは、25年前にマサチューセッツ工科大学(MIT)で研究員をしていたときに出合ったコンストラクショニズムという考え方です。コンピュータを活用することで様々なものづくりが可能になり、GIGAスクール構想によって、小学校では児童が1人1台の情報端末が使える環境が整いました。学校の先生方と児童、そして学生と一緒に、テクノロジー活用した新しい創造的な活動をつくりながら、私自身も新しい学びについて、日々学んでいます。